私の「茶道」のお師匠さんに電話をした。
19歳から29歳までお世話になった先生です。
10年の間、私は週に1日2時間~3時間そこへ通うのが
楽しくて、学べることがうれしくて、いやなことも、辛いことも
忘れて没頭できる、唯一の私の居場所でした。
そしてほぼ同時期から学んでいたMさんと一緒に共同でお茶の教室を開こう!
そしてどんどん教室を広げていけたらいいね♪と夢を語りあっていました。
師範を目指し、残すところあと二つの免状というところで無念にも遠のいてしまったわけです。
私の人生の節目に遠のいてしまっていたお茶の道。
下の子が5歳になったこともあり、少しは落ちついて座ってくれているかな~
と思い始めたこともあり、一度子供たちを連れて、先生に会いに行きたいと思いました。
昨年ご主人先生がお亡くなりになり、今お師匠さんは一人でお住まいだそうで心配です。
長らく離れていた私に
「あなたとMさん、(深くつながっていた直々の弟子でしたので)の存在が私に力を与えてくれてるし
あの頃のこと今でもよく思いだすのよ、あなたたちと出会えてよかった、ありがとう。
よく電話くれたね、いつでも大歓迎♪子供さんもつれてきてね、私は子供が大好きだから。。。」と声をかけてくださいました^^
元気づけるつもりが、私のほうが元気をいただいてしまった!なんとも恐縮する電話となってしまいました。
今度お伺いする日を約束し、電話をきりました。
人生の転機で離れてしまった私を責めるでもなく、ありのままをけとめてくれた先生に感謝しています
私の生き方に大変影響を与えてくださった師匠です。
おもてなしの大切さ、いたわり、思いやりを教えてくださいました。
間違ったことをしても声を荒げることもなくいつも静かに、謙虚に、誠実に。
こんな人になりたいと19歳のころからあこがれていた人物です。
私の中の
「意外と古風な一面」は
この師匠と私の祖母の影響が大変大きいと思っています。
新しいことを取り入れることも大切ですが
昔より受け継がれる良い部分も大切にして、生きていきたい。
私はお茶が大好きです!そして和菓子も大好きです!
いい機会ですので
お茶を通して、もう一度私の人生を見つめなおしてみたいと思います。
格好だけのお点前ではいけませんね
私にしかできない、私ならではの気持ちを込めたお点前で
安らぎや癒しを感じていただける雰囲気を大切にして
お茶に関わっていけたらと思います。
あっ!私が目指す人との関わりや生き方といっしょだ!
と書いていて思いました。
「人が人を傷つけることは簡単で
人を癒せる人になるということは容易ではない。
そこを極めていきたいなぁ。」